オフショアマガジン

2020年3月15日号

千葉県・大原沖で良型“寒ビラメ”の好釣果継続中!!

01_main.jpg

千葉県・大原沖のヒラメ釣りは10月1日から5月のGWまでのロングランで出船している(部分解禁は9月1日)。また、例年この時期には、イワシを追って移動してきた肉厚で良型のヒラメが釣れていて、大物を狙えるチャンスの時でもある。今シーズンも好釣果が続いていると聞き、大原港『臼井丸』へ出掛けた

午前4時半、港は釣り人の活気で満ちていた

大原港は圏央道・市原鶴舞ICを経由すれば都心から1時間40分程で到着する。集合時間の午前4時30分、既に港は大勢の釣り人の活気で満ちていた。まずは係留されている「臼井丸」の前にある釣り座ボードで釣り座を確保する。漁協横の駐車スペースに車を停め、受け付けとなる軽自動車で料金を支払って乗船名簿に記入。その後、道具を船に乗せ準備をする。日の出前の為、周囲は暗いが船の各所に灯るライトのおかげで手元も足元も十分に明るい。釣り座には桶が用意されているので、取り込んだヒラメはこの桶で活かしておき、下船の際に港で氷を貰うことになる。ノーマルタックル7人とLT(ライトタックル)7人の計14人を乗せ、5時3分、暗闇の海へ向かって出船した。

ボードからキャップを外して釣り座を確保
釣り座には既に桶がセットされている

釣り場は港を出てすぐのポイント

この日の朝は、北東の風が8m吹いていた。それが邪魔して普段なら10分程で行けるポイントに到着するまで時間が掛かり、5時33分、大原沖のポイントに到着。船長の「はい、どうぞ、水深14m、起伏がありますからね、タナを取っていってください」のアナウンスで投入。配られたイワシを付け、次々に仕掛けを投入した。潮は速く、風もあり、水深は刻々と変わっていった。アタリがわかりづらそうな状況に見えたが、開始早々ヒラメが取り込まれた。船中1匹目の良型ヒラメを釣り上げたのは左舷トモ(船尾)から3番目に座っていた高田さん(君津市)、この日は1年ぶり2回目のヒラメ釣り、船宿からレンタルしたライトタックルで仕事仲間2人と共に乗船していた。その数分後、右舷トモから2番目でノーマルタックルを使っていた柳沼さん(市原市)の竿が大きく曲がった。取り込まれたのはこれも肉厚良型のヒラメ。幸先よいスタートで船全体に期待が高まる。船を“横流し”で右舷と左舷に風を交互に当てて繰り返し流していくと、ポツリポツリとヒラメが取り込まれていった。しかし、7時50分頃、潮が濁っていたものの最初に出ていたイワシの反応が次第に見えなくなったため、船長は移動を決めた。

船中1匹目はなかなか良型
1匹目を上げた『臼井丸』の貸し竿(ライトタックル)
すぐに船中2匹目の肉厚ヒラメが取り込まれた
こちらも良型
良型ヒラメが続いて取り込まれていく
派手さはないが順調に釣れていった
良型が上がってきた
イワシは随時配られる
イワシを掴むときは手袋ごしに

太東沖で後半戦に入る

8時10分、船は太東沖へ到着。「はい、それではいいですよ。準備が出来たら落としていってください」船長のアナウンスで、仕掛けを投入。水深は16m、後半戦が始まった。まもなく船のあちらこちらで前半よりサイズアップしたヒラメが取り込まれ始め、船長と上乗りの若船長がタモ取りに忙しくなって来た。「取り込んだヒラメを見たら結構イワシを吐き出しているので、イワシの群れは少ないけど食い気は高いようです」と話してくれた臼井達彦若船長。終始、船内に気を配って動きまわってくれていた。そして船中1匹目を上げた高田さんの仕事仲間で左舷トモに並んでいた服部さん(君津市)と、この日がヒラメ釣りデビューの淡路さん(袖ヶ浦市)もヒラメを釣り上げた。3人共満足顔だ。そして左舷大ドモの服部さんが大きく竿を曲げ丁寧にファイト。ゆらりと海面に顔を出したのはなんとも大きなマダイ、思わず「マダイだ!」と声が出る。見事3.7kgの大ダイを釣り上げた。大原沖や太東沖のヒラメ釣りではマハタやマダイ、“青物”といった嬉しい“ゲスト”が上がることも珍しくない。船長は太東沖を広範囲に探りながら潮回しを繰り返し、ヒラメは尚も順調に取り込まれていった。10時を過ぎてもアタリは続き、右舷ミヨシ(船首)に座り、親子で乗船していた伊藤さんも2人揃ってヒラメを釣り上げていた、お嬢さんはこの日が2回目のヒラメ釣りで、不調に終わった前回のリベンジに見事成功。終盤の賑やかで楽しい釣りがしばらく続いたあと、11時に沖上がりとなった。

ヒラメデビュー戦で無事良型ゲット
親子でヒラメ釣り
見事リベンジ成功、未来の釣りガール
立派なゲスト、3.7kgの大ダイ
若船長が神経締めをしてくれる
マダイにも神経締め
【動画】肉厚なシーズン!ヒラメ釣り

船長に訊く

臼井信喜船長に、この日の状況とコツを訊いた。「潮は流れているけどイワシの反応が少ないですね。ヒラメ釣りでは根の近くを流すことも多いため水深が変わりやすいので大事なのはマメなタナ取りです。トントンと底を取ってタナを取り直すことでイワシに動きが出る、ヒラメは逃げようとするイワシに反応しやすいのでこれが誘いにもなるんです」との事。タナ取りをマメに行うことで、すぐにオモリが底を切るから根がかりも少なくなる。こういうことから置き竿と手持ちを比べると手持ちで釣るほうが有利なことが多いと言う。『臼井丸』は早い時期からLTヒラメに対応している船宿のひとつだ。軽いゆえに強烈なヒラメの引きを体感できるのもまた嬉しい。必須となるPEラインとリーダーの結びに自信が無くても船上で若船長が結んでくれるから心配無用だ。また、釣れたヒラメは、船上で血抜きと神経締めを行ってくれるので鮮度抜群で持ち帰れるのは非常に有り難い。

臼井信喜船長お世話になりました
船上で常に気を配る頼もしい臼井達彦若船長
ゆったりした17トンの大型船「臼井丸」
オリジナル仕掛けは受付でも船上でも買える
仕掛け図
仕掛け図

大原港のヒラメフィーバーはまだまだ続く!

この日の釣果は0~3匹、3kg弱の肉厚良型ヒラメも上がり、トップ3匹が4人とまずまずの結果となった。左舷胴の間の田中さん(市原市)はノーマルタックルを使い、終日手持ちでマメなタナ取りを心掛け、3匹を取り込んだ。LTでタナ取りを頻繁に行い3匹をゲットした右舷胴の間の浅野さん(市原市)は、7:3調子のタチウオ竿で手持ちと置き竿の両方を試していたとの事だった。タックルの違いによる釣果という点ではこの日大きな差は出なかったが、ノーマルタックルもLTもまずはマメなタナ取りが肝心なようだ。
また、3月1日に行われた「第9回いすみ市大原漁港ヒラメ釣り大会」には662人もの参加者が集まり、5.2kgの大物が上がるなど、外房のヒラメ釣りは盛り上がりを見せている。大型が期待出来るこの季節に、経験豊かでビギナーにも安心の『臼井丸』へ肉厚良型のヒラメを釣りに出掛けてみてはいかがだろう。

この日最大3kg弱の肉厚ヒラメ
『臼井丸』に何十年と通う大先輩にも良型
下船後にいただくカレー、冷えた体が温まる

釣りビジョンAPC・戸城聡

今回利用した釣り船

千葉県 大原港 『臼井丸』
〒298-0004 千葉県いすみ市大原10272-3
TEL:0470-62-2185
定休日:毎月第1・3月曜日、6月1日~5日、11月1日~4日
釣果・施設情報 臼井丸 ホームページ

出船データ

ヒラメ乗合(予約制)
乗船料金:1万2,000円(氷、餌付き、税込み)
集合時間:船着き場へ4時30分
(季節により変動あり、予約時に確認を)
レンタルタックル:貸し道具一式無料(竿、リール、ロッドキーパー)
(電動リールは1,000円、LTタックルは500円予約時に確認を)

その他の記事

※料金等は取材当時のものとなります。出船時間や料金の変更等がなされている場合がございますので、詳細につきましては釣り船までお問い合わせください。