オフショアマガジン

2021年5月15日号

東京湾の「ビシ・アジ釣り」大型アジ、サバのチャンス到来!

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「コマセ釣り」の基本ともいえる東京湾の「ビシ・アジ釣り」を、神奈川県・久比里の『巳之助丸』で楽しんだ。全般に型が良く40cm級の大型も上がり、良型サバも交じるのも魅力的だ。基本を覚えればファミリーでも十分に楽しめる。

アクセス

平作川沿いに『巳之助丸』がある

電車での釣行なら、京浜急行・久里浜駅、又はJR横須賀線・久里浜駅から徒歩圏内と非常にアクセスが良く途中でコンビニ等も有るので便利。車でのアクセスも横浜横須賀道路・佐原ICを降りて左折「佐原交差点」を右折。しばらく直進して京浜急行のガード下を通過後、国道134号線を左折。のち夫婦橋交差点を左折すると夫婦橋の袂にある。佐原ICから途中、駐車場の広いコンビニが数軒あるのでそこで買い物を済ませると良い。

大型で安心のアジ船
大型で安心のアジ船
階段の側にローラーがあり、重い荷物を運ぶ時に便利
階段の側にローラーがあり、重い荷物を運ぶ時に便利
カワハギ釣りの老舗『巳之助丸』。カワハギの場合はボードで釣り座の確保
カワハギ釣りの老舗『巳之助丸』。カワハギの場合はボードで釣り座の確保

タックル

仕掛け図

私もこの釣りが大好きでコマセ釣りを始めて経験したのも「ビシ・アジ釣り」。当時は竿は使わず「手ビシ」という渋糸を使った釣りだった。近年は電動リールの小型化、タックルの軽量化が進んでいる。竿は「ビシ竿」と言う名前が浸透している程独特な物で、長さは1.6~1.8mと短く、調子は7対3が基準。これは寄せ餌のイワシミンチのコマセを細かく撒くのに適した調子。私が持ち込んだのは6対4調子のビシ竿。これは潮が速く、コマセが出過ぎる場合に置き竿にして待てるタイプ。コマセを詰めるコマセカゴ「アンドンビシ」の重さは130号。目の細かさ、容量違いなど沢山あるので狙い方によって選べる。中型電動リールに道糸はPE4号前後の組み合わせ。仕掛け廻りは、片テンビンアーム長さ25~30cm。ゴムクッション1.5m、20~30cmを使用。仕掛けは全長2m前後で2、3本バリが良い。ハリスはフロロカーボン2号前後で、サバが欲しい場合は3号も用意した方が無難だ。

電動リール付きの貸竿も有るので安心
電動リール付きの貸竿も有るので安心
ビシは拘って3種類持ち込んだ
ビシは拘って3種類持ち込んだ
ビシアジの場合、アーム長が短いので注意したい
ビシアジの場合、アーム長が短いので注意したい
仕掛けは2m前後。サバが多い時は3号ハリスがお勧め
仕掛けは2m前後。サバが多い時は3号ハリスがお勧め
コマセのイワシミンチ
コマセのイワシミンチ
付けエサは赤タンとイソメが配られる。赤タンの長い物は自分のイメージでカットして使用
付けエサは赤タンとイソメが配られる。赤タンの長い物は自分のイメージでカットして使用
基本的なアジ竿
基本的なアジ竿
やや胴に乗るビシ竿。調子の違いが判る
やや胴に乗るビシ竿。調子の違いが判る
常連さんビシ。目詰まり防止で網の間隔が下に行くと広くなっている
常連さんビシ。目詰まり防止で網の間隔が下に行くと広くなっている

ビギナーでも安心

船宿には、アルコール消毒スプレーが用意されていて、「マスク着用」オブジェが可愛い。今回は常連さんの津田さん、梅田さんと友人で船釣りは数十年降りと言う山本さんに色々とお話を伺いながら楽しんだ。電動リール付きの貸し竿、仕掛け廻りも船宿に有るので、初めての方やファミリー、ビギナー、友人を誘う場合でも安心。釣り座のセットは、コマセのバケツを左舷の場合は竿の左、右舷なら右側にセットしよう。基本的にはミヨシ(船首)方向から風が来るので逆にしてしまうと仕掛けが竿や道糸に絡んでしまう事も有るので注意。海上にゴミを飛ばさない為にもゴミ袋もセットすると良い。仕掛け等は怪我防止の観点からハリは落として置きたい。スナップなどは再使用可能なので持ち帰るようにしよう。

様々な魚拓や剥製、模型が有る店内。ファミリーは喜ぶだろう
様々な魚拓や剥製、模型が有る店内。ファミリーは喜ぶだろう
マスク着用のお願いも可愛い
マスク着用のお願いも可愛い
最近はお約束になった消毒スプレー
最近はお約束になった消毒スプレー
釣り座のセットは重要、出来るだけゴミが飛ばない様にゴミ袋をセットしたい
釣り座のセットは重要、出来るだけゴミが飛ばない様にゴミ袋をセットしたい
氷の袋は丈夫なので使い終わったビシを持ち帰る時に便利
氷の袋は丈夫なので使い終わったビシを持ち帰る時に便利
針の変形には注意。マメに点検しよう
針の変形には注意。マメに点検しよう

浅場の“中アジ”からスタート

臼井功一船長の操船で午前7時に出船。平作川を下り久里浜港へ。スパンカーが上げられ久里浜沖水深30m前後のポイントへ。航程は約20分の近場だ。船長の合図が出てスタート。タナは底から3m。底に着いたら1、2m上げて竿を細かく振りコマセを出す。更に1m上げて竿を振りコマセを出して待つ。ベテランは50cm刻みのイメージで探る場合も有る。アミコマセの釣りと違い、ミンチコマセの“煙幕”を作り、その中に仕掛けを入れる感じだ。暫くしてコマセが効くと梅田さん、山本さんにヒット。綺麗な金色の“中アジ”が上がって来た。ミヨシの津田さんにも“中アジ”。サイズは25~30cmの美味しそうなサイズ。活性が上がるとダブルもあり楽しそう。久し振りの山本さんも「良かった!」と嬉しそう。基本的にはライトに比べて重いビシではあるが「タナ」が確りと取れてキープ出来るメリットが有る。釣れるタナの幅が狭く重要なので1分してアタリが無かったら、タナを取り直してみたい。コマセの容量が多いので2、3回は可能。アタリが少なくなると船長がポイントを移動して再スタート。すると再び“中アジ”連発。好調が頷ける展開となった。

コマセをタナに合わせて確りと撒く
コマセをタナに合わせて確りと撒く
細かいアタリも逃さない
細かいアタリも逃さない
良型マアジが上がって来た
良型マアジが上がって来た
「久し振りです」と嬉しそう
「久し振りです」と嬉しそう
中アジがどんどんバケツの中に溜まっていく
中アジがどんどんバケツの中に溜まっていく

【動画】ギガサイズ交じり!ビシアジ釣り

“大アジ”も絶好調

深場で大型アジがヒット

ポイントを移動して水深80mへ。ここが久比里ビシアジ釣りの面白い所。浅瀬から深場迄が1度に楽しめてしまう。開始して暫くするとコマセが効き始めてアタリが出始める。竿に伝わる引きが大きく「良い型じゃないかな」と梅田さん。深場からの引きを十分に味わって上げたのは40cm級の“大アジ”。引きも強くダブルの場合、取り込みが大変。口の弱さは“中アジ”と変わらないので、タモを使った方が無難だ。私も竿を出した。まずは広い目のビシを使いコマセの出方を見る。魚の活性が上がっているので、容量は普通サイズ。ビシが着底してタナを取り、1.5mで数回、2.5mで数回竿を細かく振りアタリを待つ。アタリが無いのでコマセと仕掛けの位置がずれている可能性が有る。50cm位誘い上げるとヒット。コマセの煙幕の中に仕掛けを入れるイメージだ。良い引きとともに上がって来たのは“大アジ”。確りとハリ掛りしていて無事キャッチ。これは付け餌の効能があり、イカの赤タン、“人工餌”を細かく切り使った場合は非常にハリ掛りが良く、青イソメに反応する場合は口の弱い部分にヒットする率が多い。これも重いビシ、深いポイントならではで、掛かりの浅い魚はアタリだけになる事が多い。重い130号ビシの“向こう合わせ”で上がる魚はフッキングが確りしている傾向が有る。津田さんも時にはウイリーの様に誘い連続ヒット。後半、大・中サイズのアジが次々に上がった。あえてタナを少し上げると嬉しい“ゲスト”の大きなサバもヒット。最後までアタリが有り、午後2時沖上がりの時間となった。釣果は28~41匹。サイズも40cmが交じる好釣果。「今年は良い感じです。6月頃からは“黄金アジ”も狙いますので是非遊びに来てください」と臼井功一船長。楽しみな久里浜沖のアジ。是非ファミリー、ビギナーも誘って楽しんでみては如何だろう。

深場はこの型が多かった。引きが強い
深場はこの型が多かった。引きが強い
大アジと中アジがヒットする場面も
大アジと中アジがヒットする場面も
後半はサバも回遊
後半はサバも回遊
人口餌でもヒット、コンデションに合わせて色を変更出来るのも面白い
人口餌でもヒット、コンデションに合わせて色を変更出来るのも面白い
大満足
大満足
大中のアジ・何にしても美味しい
大中のアジ・何にしても美味しい
楽しい釣りを提供してくれる臼井功一船長
楽しい釣りを提供してくれる臼井功一船長
帰ってから直ぐにサバをしめ鯖に
帰ってから直ぐにサバをしめ鯖に
塩焼き。最高でした!
塩焼き。最高でした!

釣りビジョンAPC・山口充

今回利用した釣り船

神奈川県久比里港 『巳之助丸』
〒239-0828 神奈川県横須賀市久比里1-1-4
TEL:046-841-1089
定休日:第2・4・5水曜日
釣果・施設情報 巳之助丸 ホームページ

出船データ

アジ予約乗合(電話予約の事)
出船時間:午前7時
料金:8,700円、コマセイワシミンチ 赤タン・青イソメ付き
学割あり 貸道具あり(有料)

その他の記事

※料金等は取材当時のものとなります。出船時間や料金の変更等がなされている場合がございますので、詳細につきましては釣り船までお問い合わせください。