オフショアマガジン

2021年6月1日号

千葉県・南房総のキントキ!引きは強烈!数型ともに絶好調!!

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スーパーや鮮魚店では、まず売られていないキントキ(チカメキントキ)、鮮やかな赤色が美しく、立派なヒレが特徴的。釣り人の間では引きが強くて美味いと評判の魚だ。現在絶好調と聞き、千葉県・南房総、乙浜港『しまや丸』に出掛けた。

房総半島最南端、野島崎の東側に位置する乙浜港

乙浜港は、房総半島最南端の野島崎のすぐ東側に位置している。富津館山道路・富浦ICから道が空いていれば40分程で着く。集合は乙浜港に係留された「しまや丸」前。車は広い岸壁の壁際に停める。先着の車から釣り人が出て来たので聞いてみると、「毎年この時期には、欠かさずキントキ釣りに来ている」との事。午前4時30分、道路を挟んだ反対側の『しまや丸』待合所が開き、女将さんが受け付けを開始。また、ここに自分の釣り座が張り出されるので要チェック。港に戻り、ペットボトルの氷を貰う。島野一男船長のOKが出たらいよいよ乗船だ。

南房・乙浜港「しまや丸」前に集合
南房・乙浜港「しまや丸」前に集合
『しまや丸』待合所で消毒&受け付け
『しまや丸』待合所で消毒&受け付け
自分の釣り座をチェック
自分の釣り座をチェック
岸壁に戻りペット氷を1つ貰う
岸壁に戻りペット氷を1つ貰う
船にある餌の冷凍イワシ
船にある餌の冷凍イワシ
小分けにして釣り座に持って行く
小分けにして釣り座に持って行く

オモリ80~120号の胴突き3本バリ仕掛け

『しまや丸』特製仕掛け(写真)は、回転ビーズを使用した胴突き3本バリ。オモリは80~120号を用意しておく(この日は120号で統一)。前日に船長と電話で話したら、「餌は冷凍イワシを用意してありますが、少しで良いのでイカやサバも持って来てください」と言う。冷凍イワシは外れやすく投入の度に付け替えなければならないが、食いが良い時は使い回しができるイカやサバを使い、手返しを早くすると数が伸びるとの事。急遽スーパーで“スルメイカのイカそうめん”と“塩サバ(ノルウェー産)”を購入。餌は全てチョン掛けでOKだ(写真)。また、口の周りが堅いのでハリ外しを用意した方が良い。

仕掛け図
仕掛け図
『しまや丸』特製仕掛け
『しまや丸』特製仕掛け
ハリの固定にマグネットが便利
ハリの固定にマグネットが便利
餌はチョン掛け(冷凍イワシ、サケのハラモ、サバの短冊)
餌はチョン掛け(冷凍イワシ、サケのハラモ、サバの短冊)
ハリ外しにペンチなど用意
ハリ外しにペンチなど用意
キッチンバサミ(ヒレ切り用)
キッチンバサミ(ヒレ切り用)

サバの層を抜け着底すれば“本命”キントキほぼ確定!

5時に出船し、船長からアナウンスがあった。「オモリは120号。白浜沖~布良沖を狙いますが、潮が弛んでいれば今日も釣れると思います」と、期待できるアナウンス。隣のベテランに訊くと、やはり「キントキは他の魚と違い、潮が弛んでいる方が食いが良い」との事。50分程で釣り場に到着。「やってみましょう。水深86m、底から10m反応があります。途中サバに捕まったらすぐ全速で巻いてください」のアナウンスでスタート。上手くサバの層を抜けて仕掛けが底まで下りると、ほぼ100%キントキが食って来る。「今日も潮は悪くないです。サバも食うけど、“本命”も食って来るよ」と船長。これは好釣果が期待できそうだ。

これがキントキ!ヒレが立派!
これがキントキ!ヒレが立派!
餌のイワシをしっかりくわえている
餌のイワシをしっかりくわえている
「引きが強くてダブルかと思いました!」
「引きが強くてダブルかと思いました!」
朝一、私と同じ初挑戦の方にダブル!
朝一、私と同じ初挑戦の方にダブル!
この方も初挑戦、良型のダブル!
この方も初挑戦、良型のダブル!
「この釣りは楽しいですね!」
「この釣りは楽しいですね!」

キントキ釣りの醍醐味。多点掛けだ!大型だ!

魚探の反応が船下から少しでも外れると、「上げてください」のアナウンス。全員が仕掛けを回収したら直ぐに移動して、「はい、どうぞ」を繰り返す、実にテンポの良い釣りだ。船長が電話で言っていたように、餌持ちの良いイカやサバなら付け替えずに使い回せて“時短”になって釣果が伸びる。多点掛けで釣れる時ほど短時間での再投入を心掛ける。すると釣果は更にアップするだろう。そして、中盤、時合いが来た。ほぼ入れ食い!ダブルで釣れるのは当たり前。時には、3点掛け、4点掛けとハリ数だけ釣れてくる。大型も活発化、最大級のキントキにメジャーを当てると38cm!盛り上がりは最高潮に達した。

「上で食ったのでサバかと思ったら“本命”でした!」
「上で食ったのでサバかと思ったら“本命”でした!」
右舷ミヨシ(船首)、ダブル!
右舷ミヨシ(船首)、ダブル!
同ミヨシ2番、イエーイ!
同ミヨシ2番、イエーイ!
やったね!4点掛け!
やったね!4点掛け!
左舷ミヨシ、良型のダブル!
左舷ミヨシ、良型のダブル!
大型38cm!身が厚く脂乗ってそう!
大型38cm!身が厚く脂乗ってそう!

食い上げ?と思ったら、大暴れ!痛快な引きを味わった!

潮が速くなる前にと、私も竿を出した。オモリ着底後1m程巻き上げてアタリを待つと、フワリと軽くなった。「食い上げ?」と思いリールを巻いて道糸を張ると、ゴンゴンゴンゴン暴れている。すかさず合わせを入れて道糸を張る。これを何度か繰り返し多点掛けを狙った。掛かった魚はそれぞれが上下左右別方向に泳ぎ回るようで、巻き上げ時の滅茶苦茶な強い引きが面白かった。私のキントキ初挑戦はすこぶる好調だったが、その後、潮が速くなり食い渋ったため移動。潮が丁度良い場所(マハタも釣れる根周りとの事)を狙うと、良型キントキにマハタやカサゴ、アカイサキが交じるご機嫌な“五目釣り”になった。

良型キントキのトリプル!
良型キントキのトリプル!
アヤメカサゴ
アヤメカサゴ
ウッカリカサゴ(カンコ)
ウッカリカサゴ(カンコ)
大型アカイサキ
大型アカイサキ
“裏本命”!?マハタ
“裏本命”!?マハタ
オニカサゴ
オニカサゴ

【動画】強烈なヒキ!キントキ五目釣り

クーラー満杯!これからが“本番”!

11時に沖上がり、全体に好調でキントキ30~38cmが8~39匹(平均23、24匹)だった。竿頭は左舷ミヨシの堀篭(ほりごめ)さんで、「サバの邪魔がなければ50匹は釣れていたのに…」とちょっと悔しそう。スソ(最低)は初挑戦で頑張るも、残念ながら途中から船酔いしてしまった若者。ベテランの中には、キントキのヒレをキッチンバサミで切ってからクーラーに納める人も。こうすると沢山入るし、帰宅してからの処理もラクになるとのこと。また、クーラー満杯で入り切らない分を船上干しにする人も。島野一男船長は、「キントキ五目は毎年春夏秋と出船するロングランな釣りです。この所、良型主体でクーラー満杯も多く、お土産十分です」と、今後も期待十分だ。絶好調のキントキ、是非チャレンジして頂きたい。

大きなヒレをキッチンバサミで切り取る
大きなヒレをキッチンバサミで切り取る
ヒレを取るとたくさん入る
ヒレを取るとたくさん入る
この日の竿頭は39匹!
この日の竿頭は39匹!
大漁だ!クーラーに入りきらない?
大漁だ!クーラーに入りきらない?
クーラー満杯につき船上干し製作!
クーラー満杯につき船上干し製作!
お世話になった『しまや丸』島野一男船長
お世話になった『しまや丸』島野一男船長

釣りビジョンAPC・岩見忠弘

今回利用した釣り船

千葉県乙浜港 『しまや丸』
〒295-0101 千葉県南房総市白浜町乙浜1304
TEL:0470-38-2567
定休日:第2・4水曜日
釣果・施設情報 しまや丸 ホームページ

出船データ

キントキ五目(事前予約制) 料金=1万1,000円(付け餌、氷付き) 集合=午前4時30分、出船=5時 レンタル=貸し竿(電動 2,000円、ロッドキーパー付) ※詳細は問い合わせ

その他の記事

※料金等は取材当時のものとなります。出船時間や料金の変更等がなされている場合がございますので、詳細につきましては釣り船までお問い合わせください。