釣りビジョン

長野県・犀川本流でキャッチ&リリース釣行!

2022年01月06日公開

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長野県の中部地区を流れる犀川本流を管理・管轄する『犀川殖産漁業協同組合』。その管轄内には、「キャッチ&リリース区間」が設けられており、1年を通じて本流の渓流釣りが楽しめる。

釣行前日に雨、当日は大寒波での釣行!

同地区の対象魚はニジマスとブラウントラウト。時に70cmに迫る超大型魚が竿を曲げてくれる魅力的な釣りが楽しめる。そんな犀川だが、釣行当日は雪こそ降っていなかったものの大寒波に見舞われ、前日の雨の影響もあり水温の低下から厳しい釣りになることが予測された。

“川の駅”『さざなみ』前の流れでまず1匹!

この日選んだポイントは、“川の駅”『さざなみ』前の流れで、2021年12月下旬に成魚放流が行われた魚影の濃いポイント。仕掛けは全長10mの本流竿にラインはスーパーストロングNEO1.75号を通しで使用。ハリは大物に対応できるようマスバリ13号を使った。餌はミミズとマグロの切り身をローテーションする。まずは水深のある瀬に仕掛けを投じて釣り下って行った。待望のアタリがあったのは、その瀬尻のカケ上がり。即座に合わせたがハリ掛かりしなかった。同じ流れを試したが、その後はアタリが止まってしまった。水温は5度。前日からの雨と寒波による水温の低下が魚の活性を下げているようだ。そこでオモリを増やし、餌を“底波”の中で出来る限りスロードリフトさせると再度アタリがあり、今度はガッチリとハリ掛かりさせることが出来た。タモ入れした魚は39cmのニジマスだった。

 

サイズアップを目指し下流に移動

サイズアップを狙い、下流の橋木橋周辺へ移動した。10時を過ぎても気温は上がらず水温は5度台で、おまけに風も強くなり魚だけでなく私の“活性”も低下し始める。それでも魚との出会いを信じ、かじかんだ手で竿を振り続けるが魚からの反応は無い。トロ場を釣り下り、先程のポイント同様カケ上がりに仕掛けを流すと、目印が一瞬止まるような動きを見せた。ハリに付けたミミズを確認すると魚の噛み跡が残されていた。竿を持つ手元に伝わらないような繊細なアタリである。この日はカケ上がりに魚が着いているようだ。ここでもオモリを増やし、スロードリフトを心がけると待望のアタリ!パワフルな魚を何とかいなし、タモ入れすると期待通りのサイズアップ、47cmのニジマスだった。

さらなる大型を求めて!!

今回は前日からの急激な水温の低下に伴い、魚の活性が低くなったと考えられる。そのためか、ニジマスはあまり回遊せず瀬尻やトロ場の尻のカケ上がりに着いていたのかも知れない。長野県の冬はこれからが本番!防寒対策を十二分に行い、さらなる大型魚との出会いを求めて再び出掛けたい。

施設等情報

犀川殖産漁業協同組合
〒381-2405  長野県長野市信州新町34-8
TEL : 026-262-2212(FAX兼用) 犀川殖産漁業協同組合

施設等関連情報

車 長野自動車道・安曇野ICから国道19号線を北へ約40分
※遊漁料、キャッチ&リリース区間と魚種などの詳細は、公式WEBサイトで確認
     
※記事の掲載内容は公開日時点のものになります。時間経過に伴い、変更が生じる可能性があることをご了承ください。

この記事を書いたライター

池田 久敏
長野県在住。本流の餌釣りをメインに渓流シーズン中の釣行数は100日を超える。オフシーズンには長野県犀川のキャッチ&リリース区間で大型ニジマスを追い、ワカサギやフナ釣りも行う。釣りが大好きで、自宅は川から車で5分の場所に建て、庭には餌箱やタモなどを作製するための工房を設置。今後はミミズ養殖システムの構築を計画しているが、家族からは「気持ち悪いからやめて」と反対されている。
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