そこからどんな釣行になったのかは、この番組をより多くの方に見てほしいという思いも込めて、あえて明記はしません。ただ最後に、今回の釣行で私が最も印象に残った前田さんとのやりとりを紹介させてもらいます。ディレクター「結構釣れない釣りとか、悔しい思いもしてきてるんですか?」前田「いや、何も釣れなかったことは無いと思いますが、仮に魚が釣れなかったとしても悔しくはないです。むしろ癒されます。海に釣りに来たっていうこと自体に。何もしないで海でぼーっとするっていうのとはまた違いますけど、〝釣りをしているんだ、今、ワタシ〟って感覚だけで満足しちゃうんですよね!」釣り好きの人の多くはたとえ釣果に恵まれなかったとしても「楽しい」と言います。私自身もイチ釣り好きとして同様のことが言えますが、これは釣れなかったときの言い訳ではありません。雄大な景色、釣り仲間とのたわいのない会話など、そこには魚を釣る喜びだけには留まらない“釣りでしか感じられない魅力”があるのです。俳優・前田敦子さんのとの釣りロケは、そんな釣りの楽しさを再認識させてくれるものになりました。