赤間修さん(相模原市)は「朝、直結でスルメイカを狙えば数は釣れたのに、ヤリイカ狙いで11cm、14cmのブランコで通しました。途中サバのアタックが有りましたが我慢していたら、後半にヤリイカの3点掛けが3回も有りました」と話す。鈴木祐介さんは、「最初は直結仕掛けで狙いましたが、サバが居なくなった頃、ブランコ仕掛けに替えました」と言う。最後の流しで鈴木さんの竿が気持ち良く曲がった。リールが悲鳴を上げ、唸りながら仕掛けが上がって来る。澄んだ海中にヤリイカの影が連ダコの様に繋がっている。一番上のヤリイカは水面で逃亡されたが、取り込むたびに数えた。1つ、2つ、3つ、4つ、5つ、ヤリイカ4杯とスルメイカ1杯の5点掛けを達成したところで1時30分の沖上りの時間となった。ヤリイカ、スルメイカ交りで52杯竿頭は土屋正さんの52杯。次が38杯、28杯と続く。終わって見ればスルメイカは3割程。船長は、「1~2月はスルメイカが交り、ヤリイカは3~5月頃まで楽しめます。今の時期、ヤリイカだからと言って、11cmヅノに拘らず、14cm、18cmの直結でも充分釣れます。それが又、サバ対策にもなる。今は潮が澄んでいるので深場を狙っていますが、春の“濁り潮”が入ってくれば、浅場で釣れる様になる」と話してくれた。ヤリイカは、新鮮なほど甘くて美味しい。糸作り、辛子明太子和え、天ぷら等、想像するだけでよだれが出る。この時期限定で、スルメイカの胆で作ったヤリイカの塩辛も絶品だ。多点掛けに、熱くなって見ませんか!