10時半頃、水深は19m。最初に18cm前後が数匹釣れたと思ったら、いつの間にか25、26cmの良型が中心になり、又々入れ食いになって来た。一荷釣りも増えてきた。小菅さんが取り込んだアジを実測したところ28cm。ライト竿で、このサイズがハリ掛かりすると、取り込むまでのスリルは満点。竿は胴から曲がり、キュンキュンと竿先は海面に刺さり、何度もリールを巻く手が止められる。小森谷聡さんも一荷で抜き上げた。左舷でもアジを一荷で取り込んだ。全体を見ると、25cm前後の良型が中心に釣れている。型は選べないが、数を釣るには、コマセワークと、手返しが釣果を左右する。午後2時を回る頃、干潮の潮止りで、アタリが間遠くなり、15時の沖上りの時間となった。釣果は16~52匹!“春潮”に乗り、濁り潮が入って来た。船長は「今の海水温は19.5度。もう少し潮温が上がり、安定すればコンスタントな釣果が期待できる」と太鼓判を押す。皆さんが釣ったアジは、総じて、25、26cmの肉厚アジが中心で、小型は2割程。湾奥の脂の乗った絶品マアジ。是非出かけてみては如何だろう。