チカメキントキは、魚体と比較してヒレが大きい。特に胸ビレの面積が広く、竿を元までしならせ海面まで大暴れする。その引きは暴れん坊として知られるシマガツオにも負けない。多点掛けだとヒヤッとして腰を落としてやり取りしてしまうほどだ。そんな引きと海況の悪さにオマツリも多発したが、終わってみればトップ21匹、次頭20匹が2人、その後19匹と続き、中盤以降から竿を出した私も“ツ抜け(2桁)”することが出来た。帰港後は朝渡されたペットボトルの氷を板氷に替えてくれた。長距離を帰る人には嬉しいサービスだ。「10月一杯位までは楽しめるんじゃないかな」と船長。食味も上々な“パワフルなおしゃまさん”に是非挑戦されてみては如何だろう。