〝この日までは〟解禁当初と繰り返しの変わらぬ状況であったが〝この日を境に〟鮎の動きに変化が起きたのだ…。解禁当初のイメージでは2日程は放流場所に留まり、上流へと向かうところだが、GW後戦は2日目にして鮎の姿を見つけるのが難しくなってしまった。上流へ早めに向かってしまったのか?いやいや…上流に向かい偵察してきた友人によると、上流でも鮎の姿が見えないと言うのだ。仕方なく、様々な場所を釣り歩き、竿を出した。しばらくすると見たことのあるポイントに到着。ここはこれまで渇水で鮎の姿を見ることのなかったが、増水により鮎の留まる場所となっていた。さらに、放流された鮎たちが加わる事により、元々いた鮎たちの群れが分裂しバラけていたのだ。この小さな群れは目視ではとても発見しにくく、見逃していたのだ。そして何より動きが早い!掛かり鮎を曳舟に仕舞おうと一瞬でも目を離せば行方しれずに…。とにかく鮎を追うのが大変。皆「どこいった~?」とキョロキョロである(笑)この頃になると掛かる鮎も色付き初め、追星も出てきた。アタリも強くなり、たとえ群れ鮎であってもしっかり追ってくる。背掛かり鮎も増え、たった1週間たらずで、鮎たちはずいぶん成長するものだな、と感心してしまった。まだまだ深場などでは群れている鮎も見られるが、徐々に縄張りを持ちつつある荒川鮎たち!日々鮎の成長と共に状況は変わり、所謂「鉄板ポイント」と言うのは存在しない。上流が良い日もあれば下流が良い日もある。目まぐるしく状況が変化していくが確実に鮎たちは成長し、鮎本来の動きになってきている。ここからが本番だ!水中でのあの輝き、すっ飛ぶ目印、スカッとする引き!日に日にやる気を出すこれからの荒川鮎とのやりとりが楽しみだ!※これから全国各地解禁を迎える河川が増えてくる。今年はどこへ行こうかと皆心踊らせていることだろう。釣りが終わったらシューズやウエアをしっかり殺藻、消毒(アルコール消毒・しっかり乾燥させる)し、次なる釣行に備えたい。私たちの大好きな川や、鮎たちを守っていこう!