かくして、洲崎港の港前、水深20~40mの釣場を廻ったこの日。みなさん好釣果で規定数達成が4割。ほとんどの釣師が40匹以上を釣ってクーラーは満タン。大漁の心地よい疲れと共に笑顔の沖上がりとなった。取材後も規定数達成は当たり前、浅場で釣れ続く好釣の情報が後を絶たない。数も型も期待出来る今期の南房イサキ。その味覚も絶品で、全身に程良く回った脂質が何とも滋味深い。定番の塩焼きや煮付け、なめろうにして水なますにするのもお薦めだが、カルパッチョやアクアパッツア、ムニエルなどの洋風メニューにもよく合い飽きが来ない。今年の初夏は旬の釣り味と味覚を求めて、南房総のイサキをお楽しみ頂きたい。