この日の竿頭は88匹、33.5cmの船中最大魚も釣った福本功さん(調布市)。「前回乗った時は120匹釣ったのに」と悔しそうだったが、十分驚きの釣果だ。そこで、野口勝弘船長に“数釣りの秘訣”を聞いてみた。「アジの食いが立っている時は兎に角手返し良く魚を取り込んで、コマセカゴにまだ半分コマセが入っていたら、継ぎ足さずに再投入したり、魚を外してもハリから餌の取れない赤タンで釣るのも効果的ですね。釣れている時も釣れない時も、とにかくコマセが途切れないように釣ることが大切。仲間内で全員の仕掛けを同時に上げない(誰かのコマセカゴが常に海中にある)ように理想的なサイクルを意識するのも秘訣ですね」。因みに周りでアジが釣れているのにイシモチばかり釣れる時はタナが低い可能性がある。逆にイシモチが釣りたければ、タナを少し下げれば良いとの事だった。船長の「底から2m」というアナウンスは、2mの船宿仕掛けを基準に指示しているので、自分の使っている仕掛けや、潮の流れを計算して“アジの釣れる水深”を見極めるのが数釣りの第一歩と言えるだろう。船中全員が束超えをする日もあるという東京湾・羽田『かめだや』のLTアジ。2016年の初釣りを景気よく飾りたいあなたに是非お薦めだ。【おしらせ】2016年2月28日(日)にマコガレイをターゲットにした「江戸前 釣り大会 ~カレイ2016~」が開催される。魚の大きさを競う大会なので初心者にもチャンスあり!5万円の商品券ほか豪華賞品の当たる抽選会もあるので、腕に覚えのある方は勿論、ファミリーやカップルでの参加もオススメだ。申し込みは『かめだや』へ!