チビ鮎ラッシュが続き中々オトリを回すことに苦労していた。ここと言うところでは養殖オトリに頼ってしまいがち(汗)しかし、チビ鮎を扱うのは難しいがやはり野鮎のパワーは凄いのである!決してチビ鮎ちゃんを粗末に扱ってはならない!明らかに反応が出るのが野鮎ちゃん。小さく体力が無いので仕掛けや針もなるべく軽量にし、一流し目に集中である。カッ飛んで泳ぎ出すのに反応し野鮎達は追ってきてくれる。いつも以上にオトリの扱いは丁寧にする事が求められ集中の時間は続いた。オトリが馴染む場所でチビ鮎を丁寧に泳がす事。そして反応のない場所は粘らず足を使いポイントを探っていくことで釣果が伸びた。大きく下流へと移動した仲間達もほぼ状況は同じでチビ鮎に苦労したとの事だったが、持ち帰った鮎を見ると上流に向かった私のものより多少サイズは良いように思えた。この日場所によってはオトリ程の鮎が釣れているポイントもあった。場所ムラ、サイズムラはあるものの、川には多くの鮎達がいる。ポイントさえ掴めば数を伸ばすことはできるだろう。しかし、釣れた鮎達を見るともう少し…あと少し…道志鮎達の成長を待ちたいところでもある。これから夏の日差しを浴び、日に日に成長していく道志鮎達に期待だ。成長した道志鮎は清流を煌めかせ大いに私達を楽しませてくれる事だろう。竿をしまう頃、朝の雨はすっかり上がり真夏のような陽射しが降り注いだ。日焼けした肌、水面輝く清流と緑が一体となった美しい景色!道志の空の元「これぞ!鮎釣り日和」となった解禁日は釣果、サイズ以上に多くの釣り人に癒しを与えた事だろう。