沖上がりの時間が残り1時間を切った頃、私も竿を出した。1投目からウマヅラハギが顔を出し、2投目にはハナダイが上がった。今回はライトタックルだったので、30cmを超えるハナダイが掛かった時などは、ロッドが絞り込まれ、釣趣満点である。それにしてもこのウイリーシャクリという釣りは奥が深い。魚の活性が高い時にはそれなりに釣れるものなのだが、そうでない時にはハリやハリスの号数は勿論、ウイリーの配色、シャクリの誘い方一つで釣果に顕著に差が出る。その「アタリ=ヒットパターン」を見つける事に面白味を感じる方も多いだろう。勿論、私もその一人である。今後も片貝沖は様々な魚種に期待大!「今日は前半厳しい状況でしたが、後半狙った沖のポイントにまで行ければ結果を出せると思っていました。短時間でしたけど、皆さん“お土産”になってホッとしています。今後も海況が落ち着けばハナダイはまだまだ有望ですよ」と船長。まだ当分は期待してもよさそうだ。