いつも昼食はササっと済ませてしまうのだが、なんと今回は先輩たちによる豪華な料理を振舞ってもらったのだ!地元の方が作った鮎の干物を焼いていただいたり、なんとも贅沢な時間となった。これもまた思い出深き、鮎釣りの楽しい時間となったのは言うまでもない。さあさあ、午後からの後半戦は午前中に気になっていたさらに下流のポイントへ。引き続き、見逃しがちな〝竿抜け〟となる浅い段々瀬を狙っていく。まずは流れの緩い肩からスタートだ。鮎の姿も良く見えていたこともあり、上飛ばしでオトリを泳がすと秒殺だった。「ギュン!」ちょっとアタリが小さいと思えば15cm程の鮎ちゃん。そのチビ鮎ちゃんを送り込むと、またしても15cm程の鮎が掛かった。どうやらここは小型の鮎ゾーンらしい。中々良型が出ず移動することに。ポイントを変え、段々瀬を釣り下っていくと、流れの芯に入ろうならば「ゴン!」というアタリの後に「ギュギュギューーーン」という強い当たりが!「キター!」。パターンは午前中と一緒で、シラ泡脇の流れに入った瞬間が多かった。珍しくパターンをしっかり掴めた今回の釣り(笑)。小場所も見逃さぬようにオトリを入れていくと「ここ!」と思った場所では必ずと言っていいほど反応を得られ、連発するのだ。さらに段々瀬には良型が揃っていて、掛かれば粘りのある強い引きを味わわせてくれた。ちなみに、ハリスは指2本程度まで短くすることで掛かりどころがよくなった。それだけ九頭龍鮎はしっかり追って、掛かっていると言うことだろう。しかしオトリのコンデションにはシビアであったため、少しでも泳ぎが悪くなったら早めの選手交代が必至である。午後になり水も大分落ち、水温も上がったこともあり、川全体で活性は上がり、トロ場でも良いペースで掛かっていたようだ。トロ場では午前中小型が多かったポイントでも、良型鮎が掛かるようになっていた。鮎が入れ替わった印象である。この活性の高い状態は日暮れまで落ちることなく、楽しい時間は続いた。久方ぶりの先輩たちとの釣り、九頭龍鮎の強い引き、どこをとっても最高な夏休みのスタートとなった事は言うまでもない。鮎釣り師の憧れのフィールドとも言える「九頭竜川」は、福井県の嶺北を流れる一級河川である。激流も浅場もトロ場もあり、大鮎釣りも、数釣りもと全ての鮎釣り師の希望に答えてくれる河川だ。これぞ「聖地」と言われる所以であろう。今年も九頭竜川には多くの鮎たちの姿が見られた!これから後半戦に入り、さらにグングン成長し、最後の最後まで私達を楽しませてくれる事だろう!さあ!BOY&GIRLいざ参ろう!聖地九頭竜川へ!