この日の竿頭はアカムツ初挑戦の白石さん。8匹を揃えて見事規定数達成。平均しても3~4匹と好調で、船中ボウズは皆無。さらにクロムツ、アマダイ、ドンコ(チゴダラ)、ユメカサゴにサバなどゲストも豊富で、クーラーは色とりどりに賑わった。帰宅後は刺身を皮目炙りの焼き霜造りに、塩焼き、煮付け、潮汁、干物と、アカムツならではの多彩な料理で舌鼓。ゲスト魚も加われば食卓は一層豪華になる。釣趣に加え食味の満足感も、この釣りの大きな魅力だ。浅場で魚影が濃く、ビギナーにも好適な波崎沖・寒猫根のアカムツ釣り。サバ対策と根気良く誘う釣りを心得れば数釣りも夢ではない。まだまだ暑い2025年の秋口、ひと足早い“海の豊穣”を味わいに足を運んでみてはいかがだろうか。