この日のハイライトは午前10時丁度。右舷ミヨシの小池宗功さんの竿が大きく弧を描いた。それまでも何度かアタリはあったものの、うまくフッキングせずに痛恨のバラシが続いていた。それだけに慎重なやり取り。無事にタモに収まったのは60cm丁度の大マゴチ。さすがの鹿島沖でも満足のサイズだ。続いて左舷でも同サイズが上がった。途中から竿を出していた私にも魚信があり、上がったのは60cmにはわずかに届かないものの自己記録更新の58cm。さすがは鹿島沖。悪いと船長が嘆く状況でもタダでは終わらなかった。潮次第で“爆釣”の期待大!結局、この日はトップが4匹といつもの鹿嶋沖の期待値からするとかなり悪い状況に当たってしまった。しかし、もう一つの期待である大型マゴチと言う点ではかなり楽しむことが出来た。浅場で楽しむ釣りだけにシケなどでの底荒れの影響が大きいのも事実。しかし、シケ後にある日突然“大爆発”と言うのもある。鹿島沖のマゴチは産卵のために浅場に集まっている7月一杯ぐらいまでが狙い目。これから最盛期を迎える“照りゴチ”、今後が大いに楽しみだ。