乗りが渋い時の対応策を、“釣り手”として同船した早川船長に「プラヅノのサイズを短くしてみては?」と聞いてみると、「18cmのツノを追っているスルメは、ツノを小さくしたところで効果は期待出来ない」そうだ。また、ガス糸を巻いたスッテで釣る人もいて、こちらは効果がある時もあるようだ。間もなく、船中で5点掛け、4点掛けと活性が上がって来た。“夏イカ”本番間近!朝一番はイカ船が固まり船団を形成していた。船団が出来ているということは、その下に好反応がある証拠なのだが、1時間程すると船数はまばらとなり、個々に捜索が始まった。シーズン初期、群れが小さいことが一つの要因になるのだが、良いファクターの1つには、どの船も、このエリアだけでイカを探し、そこそこの釣果(『利八丸』はトップ40杯)を上げているという点だ。これからトップシーズンに向かい、イカの群れは日を追うごとに濃くなる筈で“夏イカ”を存分に楽しめる時期到来となる。多点掛けのあの重さ、そして“沖干し”、“沖漬け”を楽しめるのもこの時期、是非出掛けて頂きたい。