運動公園グランドのさらに上流にある段々瀬。川幅は狭く、中石が点在し流れは複雑。「ここ!」と友人が指差す先を見るとうっすらと黒い鮎の群れが。群れに動きがないと見逃してしまいそうなものであった。しかし、ひとたびオトリを入れれば、ガツガツとラインに当たりを感じ、バッキューンと盛期のような気持ちの良い当たりですっ飛んでくる。いや~これは楽しい!釣れる鮎も下流より気持ち色付いているようで追星も見られた。しかし、この群れ鮎はよくバレた。細軸だとバレてしまうので、号数をあげて太軸にしてみたら、だいぶバレが解消された。とにかく釣れた。あっちでもこっちでもバッキューン、バッキューン。「入れ掛かり~」とはまさにこのこと。疲れもすっかり忘れて夢中な時間が続いた。14時を過ぎた頃だろうか、群れに動きが。どんどんと段々瀬を上り始めたのだ。すると、上流に立つ釣り人たちの竿が曲がり始める。狭い釣り場だったが、皆で鮎を分け合い、上流まで頑張って歩いた全ての釣り人に笑顔をもたらしてくれた。帰り道、少しずつ釣り下ると、行きには見られなかった浅場でも鮎の姿が確認できた。下流に補給源となる深場がある浅場のポイントは午後の時間には要チェックとなるだろう。目視ではなかなか見つけづらいが、「これは鮎かな?」と迷った時には必ず竿を出すことをオススメする。居れば一発、スカッとする当たりで楽しませてくれるだろう。この上流の入れ掛かりが2日間続き、大満足の釣行となった。ひと雨ごと、また気温の変化により、鮎の付き場が日々変わる今年の荒川。どうやら鉄板ポイントは存在せず、足を使った釣りが必要だ。まだ全国でわずかしかない解禁河川。秩父荒川を大いに釣り歩き、胸をスカッとさせてくれるような「入れ掛かり~」を探しに行こう!