残り30分となった午後1時30分過ぎにオニカサゴが釣れて私は竿を納めた。そこで船中で1人、タイ用長竿の置き竿で誘い上げ釣法を続けていた左隣の方に話を聞きに行くと、目の前の竿が一気に引き込まれた。マダイのようなアタリで竿が曲がり、数回の引き込みとドラグの逆転を繰り返し、浮上してきたのはこの日最大、50.5cmの大アマダイだった。船長からも「今シーズン最大!」の声が掛かり、フィナーレを迎えた。最終釣果は竿頭が7匹で船中23匹。50.5cmは別格としても40cmクラスも数匹交じり、全般に型が良かった。「ドラグ調節も大事」と船長「今日は水色も良く流れも緩く、順調でした。手返しとタナ取りをマメにして下さい。年内は水深50~120mを狙います。オモリは60~80号。3号ハリスを切られこともありますので、ドラグ調節も大事です。掛ったら最初は手巻きでサイズを確認する様に」と船長。数釣りと大物狙いの両立できる茅ヶ崎沖LTアマダイ。近場で高級魚を手に入れるチャンスだ。