午後は大会を終えた仲間たちと釣りをするべく黒瀬へ移動。「広~いポイントどこへ入っていいものか?」皆が上流へと向かったので、私は下流トロ場の駆け下がりのポイントへ。右岸に川を切り、竿を出す釣り人はポツポツと竿が曲がっている。しかし、私は苦戦。行けるところまで立ち込んでもみるが、反応を得られない。少しずつ上流へ移動すると、対岸瀬落ちで入れ掛かる友人の姿。しかも、掛かっている鮎がデカイ!やはりこのポイントも右岸側が好ポイントとなっているようで、多くの釣り人は川を切り、右岸ヘチを攻めていた。「ん~、行きたいが私には川切りが難しいか」。何とか左岸からの竿出しで良いポイントを見つけたい。トロがダメなら流れのある所、右岸に向け落ちていく瀬で竿を出してみる。すると、先程より反応はあるものの、又しても針掛かりしない。見かねた友人が入れ替わり立ち替わりアドバイスをしに来てくれる。「いつもありがとう友よ!」。そんな中、右岸に立ち込み良いペースで掛けていた友人が戻ってきて、釣りたての鮎を手渡してくれた。その鮎を扇状に送り込むと勢いよく走り出し、「スッコーン!」目印が一気に引き込まれ、大きく竿が曲がった。仁淀ブルーから飛び出た鮎は、黄金色に輝く美しい鮎だった。なんて気持ちの良いアタリなのか。ここからやっと私の循環が始まり、それに加えて活性も上昇傾向、爽快なアタリが続いた。ここ仁淀川は、小石底で狙うポイントが分かりにくい。仁淀名手の友人に教えてもらったことは、「小さな流れの変化などを見逃さず、竿を細かく入れていくことが大事」。そして、「ヨレに入れたら少しテンションを抜き、泳がせてやることが釣果を伸ばすカギ」だという。その言葉を胸に釣り進めると、先程までどこも変化のない流れのように見えていたポイントにも多くのヨレがあり、どこを狙えば良いのか見えてきた。陽が傾き始める頃、明らかな活性アップ。トロ場でも素晴らしい引きの鮎に出会うことができ、胸いっぱいの中、仁淀鮎に別れを告げた。四国の真ん中を滔々と流れる目の醒めるような青い流れ、仁淀川。訪れる秋を遮るように降り注いだ最後の夏の日差し。素晴らしい景色、素晴らしい友に囲まれて清流に立つ時間は、これぞ鮎釣りの楽しさだと改めて思い知らされた。また来年も訪れよう、この青き清流に!