2日目は鑓水猛の実釣を通してその思考を読む。前日のポイントから下流域へ移動した、シラ泡の立つ瀬が広く連なるエリア。やはり鑓水も、上田と同じく、最初の1匹を獲るために緩やかな変化のある場所を選んだ。しかし、反応が得られなかった鑓水は早めの見切りで上流へと移動。「長くても10分程で見切る」という鑓水、その早めの見切りが功を奏し、移動したポイントでヒットへ持ち込む。こまめに目印の微調整をしている鑓水を見る上田は「そういうひと手間が大事」と語る。オトリの出し方も手前から沖へ横だしし、なるべく上へ行く感じで竿を調整していく。丁寧な釣り、そして見切りを早くし、活性の高い個体をテンポ良く拾っていく。それぞれ短い時間ではあったが、最強鮎師の思考を垣間見ることのできる濃い内容であった。そして、最後に語られた、すべての鮎師に贈られた金言。数を釣るためのアドバイスは聞き逃せない。2人の共通点・相違点、どこを切り取っても見逃したくない内容となっている。これを見れば、明日からの釣りに変化をもたらすことだろう。