この日は私を含めて11人が「海神丸」へ乗船。仕掛けのタコテンヤとタコエギの比率は半々くらい。そしてどちらに偏ることなくマダコは乗って来た。この状況なら一日を通してそれなりに釣れるだろうと思っていた矢先、アタリが遠のいて来た。時計を見ると9時。しかし、これも釣り、潮が変わればまた釣れ出すだろうと思っていた。私も合間を見て竿を出してはいたものの、小型のマダコが1杯という状況。そうなると目は周りの船へ向いてしまいがちだが、状況は変わらないようだ。こんな日もあるのが釣り!船内では、この時間に食事を済ませたり休憩している姿が目立った。その間も船長は、浅い場所から水深30mラインまでを模索しながら操船している。食事を終えた釣り人が次々と再開する中、船は急加速で南へ移動した。時計は11時を回っていた。他の船も移動しているようだ。良い情報が入ったのか、それとも潮のタイミングによるポイント移動なのか、結構な勢いで移動する船に期待が膨らんだ。勢いよく走った船がスローダウン、そしてすぐに投入の合図。期待が膨らむ瞬間だが、そのポイントを暫く流したものの期待に反して反応は皆無。これには参った。しかし、こんな日もあるのが釣り。船長は終了のアナウンスをして港へ戻った。後半はパッとしなかったが、徐々に上向いてきているのは確かなようだ。このままでは終わらないはず。リベンジを誓って帰路に付いた。