この日の竿頭は船中1匹目を釣った佐々木さんの9匹。ウネリが高いため仕掛けが落ち着かず、ミヨシでは船酔いに悩まされた釣り人もいたが、船中ボウズ(0匹)なしと皆さん大健闘。僚船も規定数10匹を達成した釣り人が数多くいて、鹿島沖のポテンシャルには本当に驚かされた。今シーズンのヒラメの模様を『幸栄丸』代表の小野馨社長に訊いた。「例年通りよく釣れてるよ。大きいのは4.8kgというのも上がった。これから海水温が下がってくるとヒラメは太ってくるから、解禁の数釣りが落ち着くと、次はサイズが期待できる大物のシーズンです」と嬉しい見通し。その後も連日好釣果を維持している鹿島港『幸栄丸』。秋の数釣りから、大物と味覚が魅力の“寒ビラメ”へ―。今シーズンも鹿島、波崎エリアから目が離せない。