右舷トモ(船尾)で竿を出す藤崎彰人さんが首をかしげる。アタリはあるのだが掛からない。上げてくるとイワシの首の上だけかじられている。「スミイカでもいるのか?これじゃ釣れる気がしない」と言っていた藤崎さんだが、中盤から“爆釣”モード突入。立て続けに「乗ったー!」の声が聞こえてくる。しかもこの時間になり前評判通りの良型メイン。数こそ朝イチよりペースは落ちたが、船中の桶がヒラメで埋まっていく。午前8時半には左舷の金岡伸彦さんにこの日最大の2.7kg。このあたりから2kgクラスも何匹か顔を出した。船中95匹!!今シーズンレコード船中で50匹程のヒラメが上がり、残りのイワシも少なくなってきた頃。「あと1時間位かな?」と船長が呟いた後は圧巻だった。実はここは朝に小型ばかりだったポイント。何人同時ヒットしたのか数える事ができないラッシュ。まさにヒラメのお祭り騒ぎだ。1時間で一気に40匹程上がった。終わってみれば船中95匹の今シーズン最多レコード。藤崎彰人さんと、息子の大輝がそれぞれ9匹釣り上げてトップ。サイズは金岡伸彦さんの2.7kgがトップだったが、2kg以上のサイズを上げた人も結構いた。今年も片貝沖のヒラメは楽しめそうだ!この状況を見るに船中で束(100匹)も近いうちに達成されるだろう。今年の片貝沖の“夏ビラメ”は数だけではない。サイズもコンスタントに良型が出ているので本当に楽しめる!!