かくして、竿頭の遠田明さん(台東区)は94匹を釣った。2番手73匹、3番手66匹と大健闘。概ね30~50匹という釣果で皆さん満足顔で帰港となった。釣って楽しく、食べればその美味しさの虜となるアジの他に、マサバやイシモチ(シログチ)、さらにビックリするほど型の良いシロギスなど、嬉しい“ゲスト”が様々釣れるのも魅力。美味しく食べるためにも、釣った魚はなるべく早めにクーラーボックスへ仕舞うよう心掛けたい。今回、船長に見せて貰ったタナ取りの他にも、アタリで判断する追い食いのさせ方や誘い方など、実地でないと習得できない様々なテクニックがあるので、一皮剥けたいアングラーは是非『船宿 まる八』で髙橋広司船長に質問してみて欲しい。初心者や子供たちにお薦めなのは勿論、クッションゴムを外せばテクニカルな“掛ける釣り”にも通じる東京湾のLTアジ。今年の秋の釣り物候補に、今一度強くお薦めしたい。