上げ潮に変わるとアタリの数が圧倒的に増え始めた。しかし、残念ながらヒメ、キダイなどの“外道”がメインでアマダイは小型のみ。この沈んだ空気を破ったのが親子で釣りに来ていた公手高志さんと誉敏君(10歳)。まずはお父さんの高志さんが“本命”をゲット。力強い竿の叩きから“本命”を確信。続いて息子の誉敏君。同じく掛けた瞬間から「これはアマダイっぽい」と上級者の発言。まさにアマダイが群れで生活しているのを確かめる様な連発で気分爽快。この日最大は40cmジャスト!とどめも同じく公手さん。本来なら大型が頻繁に顔を出すポイントのはずの場所で、なかなか思うようなサイズを獲れずにいたが、その中でひときわ力強い引き。上がったのは40cmジャストの良型。この日はこれが最大となり、数もなかなか厳しい一日となってしまったが、今後秋の深まりとともにアマダイの食いも本格化していくはず。実際、翌日には早速51cmの大型が顔を出した。年内一杯は50cmサイズが高確率で釣れる時期なので期待も大きい。寒い冬を熱く掻き立てるアマダイ釣りがいよいよスタートした。