午前8時を回ると、風も穏やかで気温も上がって正に釣り日和になった。ヒラメのアタリは止まらず内山さんが3.6kg級をキャッチ。この頃から左舷側でもヒットし始めた。左舷トモで小川さんがヒットさせたのを皮切りに、ミヨシの下山さんにも良型が掛かり、潮周り毎に誰かにヒットし、2匹、3匹と取り込まれた。しかし、アタリの無い流しは全く餌も触らない。ピンポイントでヒラメが固まって居る様で、アタリが無ければ直ぐに船長がポイントを変更。見切りが非常に早くこの辺も『山正丸』の人気なのだろう。しかし、絶好調と言う言葉がピッタリで、5人同時にヒット記録。アベレージも上がり2kg前後のサイズが中心となった。オデコの人が消えた所で少しアタリが遠のいた。ここから貸し竿で私も参戦。餌をどの様に泳がせて食わせるタイミングを掴むかであるが、周りを見ていると完璧に潮が止まっており、オモリを着底させても糸が横に行かない状況。そこで捨て糸の部分を80cmから40cmに変更。餌を咥えた瞬間に違和感なく竿を下げてオモリを着底させる。その為、リールのクラッチは常に切った状態で親指でスプールを抑えて待つ様にした。ハリスを長くした時に似ている状況を作り、食い込みを良くする狙い。これが上手くいき1投目からヒット。更に直ぐ2匹目もヒット。アタリ自体は抑え込むフィーリングで非常に鈍い。潮が動くと再びアタリが出始めて船中でヒット連続。正午の沖上がりまでアタリが続いた。トップは11匹、10匹、9匹が2人と続き2~11匹。船中50匹以上の好釣果。これからはサイズが上がる季節。今後が大いに楽しみだ。