船中良いペースでタチウオが上がったので、ここで私も竿を出した。まずは水中ライトを装着しないでスタートする事にした。一旦45mまで沈めて佐野さんのパターンで狙ってみる。2m細かく誘って食わせる間を取る。これを35mまで誘うと、「コココッ」と竿先にアタリが出た。一旦アタリを見送り、微妙に穂先だけの感覚で誘いを入れてみる。この時、更にアタリが大きくなり合わせるとヒット。1投目からタチウオの引きを味わい90cm級のタチウオを上げる事が出来た。更に3投で3匹連続ヒット。見ていると水中ライトを装着しなくても大丈夫と思うかもしれない。ところが、確実に違う部分を見つけた。「アタリ自体はライト付きより少なく、誘い込むタナが長い距離になる」という事だ。次に、確りと蓄光させたオモリを使うとタナは短くなり、アタリが少し多くなった。そこで、ハリ付近に装着する夜光タコベイトを付けてみると、確実にアタリ多くなり、さらに食い込みを待てる状態に変化。ヒット率もアップした。何も装着しない時は追い食いが少なく1回のアタリを仕留める事に集中したが、装着後は「アタリが有ったらどう食わせるか?」と攻略の余裕が出来る感じだ。ただし、潮の影響や活性の状態で変わって来るので、ハリのサイズを変更等、他の部分のアイテムも釣果アップの幅を広げる事が出来るだろう。後半アタリが少なくなり単発のヒットになったが、上がり間際に再び活性アップ。そのまま午前0時、沖上がりの時間を迎えた。トップは佐野さん、1m越えを含む32匹、三浦さんは、友人に釣りを教えながら25匹とまずまずの釣果。「やっぱりタチウオは楽しい」と実感した釣行だった。シーズン後半との事であるが、まだまだ行けそうな夜タチウオ。是非楽しんで見ては如何だろうか。