少しだけ私も竿を出した。孫バリにトレブルフックが付いている仕掛けを選んでオモリは60号。大型が出るようならシングルフックにチェンジする事に。「根掛かりは少ないですが時折根が有るので注意してください」と船長。ポイント移動の度に細かいポイントの地形を案内してくれる。水深は約30m。オモリが底に着いたらゆっくりと竿を立てて1m程底を切る。道糸が安定したら、ゆっくりと竿を戻してオモリを底に着ける。再び少しオモリを浮かして待つとアタリが来た。思いの外ハッキリとしたアタリ。直ぐにオモリを着底させて竿に掛かるテンションをやや抜いた状態で食わせの間を取る。船長のアドバイス通り「十分に食い込ませて」を心掛け、アタリが強くなり引き込んでから合わせる。1投目からヒットに持ち込めた。無事タモに入り、ハリをチェックすると、親バリを飲み込んでいる状態で孫バリは掛かっていない。次の1匹も同じ状態だった。やはり活性が高いのだろう。少しアベレージが上がった様子。面白いのは、潮が緩みアタリが少なくなってから上がったヒラメは二回り大きいサイズが多かった事。小型の活性が下がり、中型のアタリが判り易くなるといった状況。最後までアタリが続き、午前11時30分の沖上がりの時間を迎えた。トップは10匹。5、6匹の人が多く、良い釣果に恵まれた。帰宅して捌いて見ると身が盛り上がり、少し脂が乗った「夏から秋のヒラメ」の身で美味かった。やはり活き餌を食わせる釣りは最高に面白い。海水温が下がり出し、大型シーズンが到来する片貝沖のヒラメ。是非チャレンジして頂きたい。