フロントデッキで動きがあった。午前・午後通しの中村さんの竿が大きく曲がった。これは期待出来そうだ。船長も操舵室から出て来て、竿の曲がりや引き方を見て「ヒラマサだよ!」と声を弾ませた。4kg前後のヒラマサだった。私が釣ったわけではないが、やっと出会えてとても嬉しかった。その後もカンパチは順調、午前・午後通し組の渡部さん、高橋さん、そして、私も顔を見られた。私は2匹釣ったカンパチのうち大きい方をキープ。智絵さんが血抜き&神経締めと丁寧に処理をして海水氷とともにクーラーに入れてくれた。日が傾いて来た。そろそろ12時間くらい船に揺られたことになる。港に着いた時には真っ暗だった。「ヒラマサはこれから大型のシーズンになります。次はデカイのを狙ってください」と船長。私は「よし、リベンジするぞ」と心に誓った。1級の海域で夢のモンスターに挑戦だ。