テンヤ・マダイのコツについて「大さん弘漁丸」小泉大輔船長に訊いた。「テンヤは餌付けですね。あとは、アタリがあったら待ってないで合わせることです」とのこと。基本にして鉄則のこの2点、文面では説明しきれないので、船上で船長や上乗りさんに尋ねてみて頂きたい。ちなみに私は“一つテンヤ・マダイ”10年目の頃、初めて「弘漁丸」に乗船して、以来ここで教わった餌の付け方に全海域で切り替えた。第3月曜日以外は1年中マダイを追いかけている大輔船長と上乗りの茂木さんが持つノウハウは圧巻なので、ご興味をお持ちの方は是非乗船時に受講頂きたい。なお、船長も上乗りさんもお客さん自身の釣りを尊重している(釣り方を強制しない)ので、分からないことは釣り人から積極的に声を掛けてアドバイスを請うのがお薦めだ。 今期も魚影濃く“桜鯛”大満開! 水深36~40mと釣り易い浅場を攻略したこの日。アタリも多く、着底前のヒットも多かった。竿頭は14匹を釣った野口さん。釣り人10人中全員がマダイをGET。5人がツ抜け(釣果10匹以上)達成と好釣果に驚かされたが「昨日来てくれればこの3倍は釣れたんですよ」(船長)との衝撃発言。沖上がり後は温かいお蕎麦やうどんが振る舞われ、船上では“おしぼり”を配布したり、釣り人の多い週末は大船長と2隻出しにするなど、快適な釣りへの細やかな気配りを感じる『弘漁丸』。船宿記録の10.32kgを塗り替えると「スパリゾートハワイアンズ」ご招待などお楽しみ企画も盛りだくさん。ビギナーには勿論、腕に覚えのある釣り師にも安心してお薦めできる船宿だ。