夏の「金洲コマセ“五目”」について、大澤洋輔船長に訊いた。「例年に比べて黒潮が近いもんで、水温が上がってカツオがメインになりましたね。カツオのコツはバラシを少なくするように、リーダーをすぐ掴めるところに電動リールの(船縁停止)設定をしておくことです。細かいことになりますが、最後の1、2mでも手で巻くと、その一手間でバラすことにつながる。カツオ用のリーダーを必ず付けるようにしてください」とのこと。船長の言う「カツオ用のリーダー」、これは『カツオコード』とも呼ばれ、仕掛けを手繰りやすくするための編み糸のこと。カツオには80号が好適だ。道糸とテンビンの間に付けるか、テンビンとハリスの間に付けるかは好みがあるようだが、その日の状況を見て迷ったら、船長に尋ねるのが何より得策だ。釣況復活、この夏こそ本ガツオにチャレンジ!この日の竿頭は本ガツオ2匹を上げた内炭さん(沼津市)。釣れた数としては釣果の谷間に当たってしまったこの日。翌々日には釣況復活して竿頭本ガツオ8匹他、ウメイロ、ジャンボイサキ、ハガツオにカンパチとクーラー満タンの画像が届いた。本ガツオの大群と饗宴のような大漁に遭遇するには、行ける時に足繁く通うのが近道。紺碧の海に大魚のロマンを追う金洲のコマセ“五目”。釣果情報から目が離せない日々が続きそうだ。