私も途中から竿を出し、小さい乗りが多発したが何とかエギで2杯。ところが急速に反応が少なくなった。するとテンヤチームにマダコが連続ヒット。サイズは小型だが、明らかにテンヤに反応し始めた。「小型が多い時はエギが有利」と考えがちだが面白い状況だ。自分もテンヤに変更したところ、マダコを連続ヒット。手に伝わる微かな重み、カニを確りと抱かせて勢い良く合わせる。そして縦に起きたテンヤの角度とハリをイメージして掛ける。このフィーリングはテンヤならでは。ポイントを変更する毎にマダコが上がるが明らかにテンヤ有利な状況が続いた。今年の傾向なのか?時期の問題なのか?旧友でもある高橋船長と話していると面白い話が聞けた。「タコが捕食する餌」だと言う。昨年、一昨年と違うのは餌の出来具合で、今期の餌の模様も狙い方に影響すると言うのだ。ポイントによっても違って来るだろう。そして、大きくポイントを移動するとエギ、テンヤ共にヒット。まずはテンヤで1kgサイズがあがり、あちらこちらでマダコが上がる。最後のポイントではエギが好調で、この日最大の2kgオーバーがエギにヒット。上げたのは本日初チャレンジと話していた内田さん。「いいのかな。嬉しい」と笑顔満載。楽しい船上だった。午後3時沖上がりとなったが、今期の傾向は、ポイントによって「エギとテンヤの使い分け」がカギになりそう。7月1日からは富岡沖も解禁となり、ポイントが増えるので今後も楽しみだ。奥が深く楽しいマダコ釣り、是非チャレンジして頂きたい。