釣れるアングラーと釣れない人の格差を垣間見たこの日の芦ノ湖。この時期のコツを『山木商店』山木一人オーナーに訊いた。「大切なのは“釣る場所”と“レンジ”。ライズがあったら表層から釣る。魚が跳ねているのは岸寄りの浅場なのか、沖の深場なのか。それは日によって違う」とのこと。言われてみれば当然のことなのだが、水辺に立つと真っ先にルアーを投げたくなるのが釣り人の性。まずは魚の様子を見て、魚の居る場所や動きの傾向を洞察したい。かくして2022年大会の優勝は、レインボートラウト(ニジマス)が74.5cm(6.92kg)、ブラウントラウトは72cm(5.52kg)、イワナは52cm(1.55kg)、ラージマウスバスは54.5cm(3.45kg)。その翌日から年間大物賞に同サイズがエントリーされているので、この記事が掲載される頃でも大物のチャンスはまだまだある。記憶に残る大物との出逢いを求めて、早春の芦ノ湖をおすすめしたい。