そして、その時が来た。ブルーシルバーの3.5gのスプーンに替えて一発目。巻き始めてすぐに重さが加わった。半信半疑で合わせると、合わせた瞬間にスプールからラインが出されていく。それも止まらない。ロッドの力でいなしたが魚が寄って来ない。この魚の正体がイトウであると直感した。焦る気持ちを抑えながら魚との距離を詰め、ランディング体勢に入った瞬間に魚が暴れてハリス切れ。残念!周りのアングラーから「85cm以上はあったよ」と言われ、久々に膝から崩れ落ちた。ネイティブのイトウではないが、悔しさが零れてしまった。5lbのラインで挑んでいれば、ランディング出来たのではないかと思うと悔しい気持ちで一杯だ。今回の釣行においての学べたことは2点。まずはラインの太さ。そして2点目はハリを太軸にすること。この2点はどの釣りにおいても重要で、基本的なことだが、今回の釣行で、再度、魚が教えてくれた。魚に感謝しかない。