スポッと一気に餌を吸い込むような状況なら硬めの竿のほうが合わせも効くし手返しも早い。しかし、餌の端を咥えてじっとしている低活性状態では、食い込みのいい軟らかい穂先がモノをいう。竿はできれば何本か用意して、その日の条件や魚の食いで使い分けるのが理想だ。結局、14時半に納竿。トップは左舷トモのベテラン氏で32尾。前半の悪条件を考慮すればまずまずの成績といえるだろう。“ツ抜け”出来れば御の字と言われたかつてのカサゴ釣りからすると、確かにここ数年で状況は変わった。いいことばかりではないのは百も承知だが、これも暖冬がもたらす影響の1つなら、その恩恵を享受しようではないか。