水深の浅い釣り場で大きなヒラメが釣れるのが、大原沖・太東沖エリアの醍醐味。この日、解禁直後のフィーバーが落ち着きつつある沖の深いエリアを見切って、厳しくとも水深15~25mという浅場の釣りを貫いた勝見雅一船長。この辛抱と努力が実を結ぶ日に是非またリベンジしたい。また『初栄丸』と言えば、船長自ら選曲しながら船上に流す音楽も特筆。この日はお子さんから年長の方まで広い年層の釣り人が同船したので「実は選曲も難しかった」と笑う船長。トイレや船室の掃除が行き届いた清潔感や、予約客には無料で宿泊所を開放することなど、一家総出の心配りが温かい『勝見屋・初栄丸』。ヒラメ釣りも寒さも本番を迎えるこれからの季節、お勧めしたい温もりの船宿だ。